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夜景撮影.com トップ > 第一章 デジタルカメラの基礎知識 > 夜景撮影に関連するデジカメ&写真用語 



夜景撮影に関連するデジカメ&写真用語

 夜景撮影をマスターする上でデジカメに関する知識がある程度必要になります。ここでは夜景撮影に最低限必要な用語を解説します。

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一眼レフ 撮影用レンズから入ってきた光を直接ファインダーから確認できる仕組みのこと。コンパクトデジカメは撮影用レンズとファインダーが別々になっている為、ファインダーから覗いた被写体と液晶モニターから見た被写体の間でズレ(パララック)が起きてしまう。一眼レフはファインダーから覗いた被写体をそのまま写すことが出来る。ただし、ファインダーの視野率(写真を撮る前に確認できる画像の割合)が100%以下の場合は、隅々まで確認が出来ないことになる。

←左から「EOS 10D」、「EOS 20D」。デジタル一眼レフもフィルム一眼レフと同様にファインダーを覗いて写真を撮る。ただし、大半のデジタル一眼レフはファインダー視野率が100%では無いため、撮影後に液晶モニターに表示される画像とは若干異なる。
遠景 遠くの方に見える景色。夜景においては函館山や六甲山等の展望台から見える景色のことを示す。遠景撮影はライトアップ・イルミネーション等の近景と異なり、天候条件が大きく左右されるため、気温の高い夏期や雨天には向かない。

左の写真が7月、右の写真が11月に撮影。夏期は気温が高くモヤが発生しやすくなる。(画像をクリックすると拡大)
オートフォーカス シャッターを半押しした時にカメラが自動的にピントを合わせてくれる機能。非常に便利な機能だが、夜景撮影のような暗い場所ではピントを合わせづらく、ピントを外してしまうことがある。遠景の撮影にはマニュアルフォーカスを用いることが多い。
オートブラケティング 画像一枚ごとの露出を変えながら連続で撮影する機能。露出はカメラが自動的に行うことが多いが、好みの露出で撮影出来ているとは限らない為、オートブラケティング機能を使えば露出ミスをカバーすることが出来る。


−1EV

±0EV

+1EV


 [ か行 ]

ガイドナンバー ストロボの光量を表す単位。この数値が大きいほど光量が多くなるが、数値の大きさと明るさが完全にイコールするわけではない。

例えばガイドナンバーが13の場合、ISO感度が100で絞り値を13に設定すると、1m先まで光が届くことになる。絞り値を小さくすれば光の届く距離は伸び、ISO感度を上げればさらに届く距離が伸びる。(参考ページ

夜景撮影では滅多にストロボを使うことは無いが、遠景と近景(展望台の案内板等)を同時に写す場合は利用する機会が多い。

コンパクトデジカメの場合は用語説明を簡単にするために、ガイドナンバー表記を用いず、「フラッシュ撮影範囲(m)」と表記することが多い。
外部ストロボ カメラには基本的にストロボが内臓されているが、ガイドナンバーが低く、バウンス撮影(天井等に光を反射させる撮影方法)が出来ない。又、内臓ストロボの位置が低い関係で、広角レンズを使った時にケラレが起こることがある。そのために外部ストロボを使う場合があるが、通常の夜景撮影ではほとんど活用する機会が無いだろう。

←CANONから発売されている外部ストロボ「580EX」。ガイドナンバーは58と大きく、ポートレートやプライダル撮影で実力を発揮する。夜景撮影の時にも持ち歩くことはあるが、使用頻度はかなり少ない。夜景を専門に撮るのであれば急いで揃える必要は無いだろう。
画角 写真に実際に写る範囲を角度で示したもの。数値が大きいほど、写真に写る範囲が広くなる。
偽色 パープルフリンジとも呼ぶが、写真を撮ったときに出る実際にはない色のこと。夜景撮影においては光源の周りに青紫色のわっかが表示され、違和感を感じてしまう。PowerShot G5等のハイエンドデジカメで特にその傾向が見られた。デジタル一眼レフの場合はレンズによって差が出てくる。

全体的に青い斑点のようなものが見られるが、これが偽色(パープルフリンジ)だ。偽色を減らすにはF値を上げるしか方法は無いが、機種によっては光芒が目立ちすぎて写真がうるさくなる。
近景 近くに見える景色。夜景においてはクリスマスイルミネーション・モニュメント等のライトアップを意味する。光との距離が近いこともあり、条件によっては三脚を使わない手持ち撮影でも綺麗に撮れる場合もある。近景では手ぶれ補正が大活躍ので、コンパクトデジカメでイルミネーション等を撮りたい場合は手ぶれ補正機能の装備された機種を選ぶと良い。
クロスフィルター レンズの前に装着するフィルターは様々な種類が発売されているが、夜景撮影で比較的使用頻度が高いのがこの「クロスフィルター」である。フィルターに十字の溝が刻まれており、放射状の光条を発生させる。特にイルミネーション撮影にこのフィルターを使うとより華やかに写る。

下の写真がクロスフィルターを利用した例。光源がクロス状になっていることがわかる。
ケラレ ケラレの意味は何通りかあるが、ここでは内臓ストロボに関連したケラレを説明する。コンパクトデジカメの場合は気にする必要が無いが、デジタル一眼レフの場合、交換レンズによって大きさが異なる。そのため大きなレンズを装備した場合に、ストロボから発行する光がレンズに当たり、その部分だけが暗くなる現象が起こる。改善方法としてはレンズフードを外す、小さなレンズを使う、外部ストロボを使う等が挙げられる。最近のデジタル一眼レフは内臓ストロボの位置が高くなっており、ケラレが発生しにくいように工夫されている。
写真の真ん中の下部分が黒くなっているのがわかる。ストロボの光がレンズに当たってしまい、被写体に光が当たらなくなってしまった。
ケルビン 色温度の単位を意味する。EOS 20Dの場合、色温度を2800〜10000Kの間で調整することができる。色温度の数値が高い程、光源の青の要素が強くなり、数値が低い場合は光源の赤の要素が強くなる。遠景の場合は様々な色の光源が被写体に入る為、どの数値が一番良いとは言えないが、見た目に最も近いのが4000K程度だと思われる。
広角レンズ 広い範囲(角度)を撮影することが出来るレンズ。夜景撮影においては広角レンズの使用頻度が極めて高く、焦点距離(倍率)を一定の範囲内で変えられる広角ズームレンズ1本があれば、ほとんどの撮影に対応できる。デジタル一眼レフには様々な広角レンズが発売されているが、コンパクトデジカメは一番広い範囲は35mm程度が主流で、やや物足りない感じがある。これからコンパクトデジカメを買うのであれば出来れば28mm対応が欲しいところだ。

←レンズメーカーSIGMAから発売されているレンズ「18-50mm F3.5-5.6 DC」。APS-C相当のデジカメに装着すると焦点距離がおよそ「29.2-80mm」となり、一般的なカメラ(35mm)よりも広い範囲を写すことが出来る。
光学ズーム コンパクトデジカメのズーム機能のひとつで、一眼レフカメラのズームリングを回すように焦点距離を変化させ、広角・望遠を切り替える仕組みのこと。デジタルズームと異なり、画像の劣化は発生しない。安いコンパクトデジカメには装備されていない場合も有り、携帯電話のカメラには一部しか装備されていないようだ。
光芒 カメラ側の絞り値によって光源の形が変化した状態。レンズによって光芒の形は異なるが、レンズを交換できないコンパクトデジカメの場合は光芒がうるさすぎて気になることも。

光源の形がクロス状に変化している様子。実際に見ると小さな光源だが、写真では目立ち過ぎているのがわかる。
ゴースト 太陽や街灯等の強い光源を撮った時に、本来の光源とは違う位置に出来る光。ゴーストはレンズの性能によって大きく左右され、CANONのEF17-40mm等の高価なレンズは目立ちにくい。夜景を撮る時は特に街灯を被写体の近くに入れないように気をつけたい。ちなみにフレアもゴーストと似たような意味合いだ。

写真の中心部下にある光源が強すぎて、上部に青緑色のゴーストが出ている。ゴースト・フレアの目立ちにくいレンズでもこれだけ出てしまうので、完全に防ぐのは難しい。


 [ さ行 ]

撮像素子 レンズから入ってきた光を電気信号に変換するセンサーのこと。一般的にはCCD・CMOSと呼ばれており、携帯電話のカメラにはCMOSが多く採用されている。コンパクトデジカメにはCCDが採用されており、デジカメの画質を決める上で重要な役割を持っている。
絞り レンズに入ってくる光の量を調整する機構のことで、別名「F値」とも言う。この値が小さいレンズほど明るくなる。デジタル一眼レフ用のレンズはこのF値が重要視されるが、「夜景撮影=明るいレンズが良い」という図式は必ずしも成り立たない。
絞り優先AE ハイエンドデジカメ・デジタル一眼レフに装備されている撮影モードの一つで、絞り値を自分の好みに設定し、後は被写体の明るさに応じてカメラ側が自動でシャッター速度を調節してくれる。露出を固定出来るので、マニュアル撮影のように絞り値・シャッター速度を被写体ごとに調整する手間を省ける。

←写真の右側のダイヤルの「Av」が絞り優先AE、「Tv」がシャッター優先AEである。「M」はマニュアル撮影だが、夜景撮影に慣れない初心者は「Av」に設定すれば安心だ。(例:PowerShot G5)
シャッター優先AE 絞り優先AEとは正反対で、シャッター速度を好みの数値に設定し、カメラ側が絞り値を被写体の明るさに応じて変更する機能。どちらかといえばスポーツ撮影向けの機能で、夜景撮影では使う機会が少ないが、車の光線を綺麗に撮る時は活用出来るだろう。
焦点距離
レンズを通った光が一点に集中する点(焦点)までの距離のこと。交換レンズに(18-50mm)等と書かれているが、これが焦点距離であり、数値が小さいレンズ程、広い範囲を写すことが出来る。夜景撮影には広角レンズの使用頻度が圧倒的に高く、28mm前後の焦点距離は最も良く使う。展望室からの夜景は上下の視界が広いため、20mm前後の焦点距離が最も好ましいと言えるだろう。
白とび 露出オーバーになったために、本来の色が飛んでしまった状態。夜景撮影ではよくあるミスで、シャッター速度を長くしすぎたり、測光ミスの時に起こりやすい。カメラの性能によっても差は異なり、特に携帯カメラ・コンパクトデジカメで露出オーバー気味に撮るとはっきりと現れる。

露出を高く設定しすぎたことにより、写真全体が明るすぎる。そのために光の一部分が白く塗りつぶされているような現象が起きている。これが白とびである。
ズームレンズ
単焦点レンズと対照的で焦点距離を変える(ズームできる)ことが出来るレンズのこと。コンパクトデジカメはほとんどがズームレンズとなっているが、デジタル一眼レフ用にはズームレンズと単焦点レンズの両方が発売されている。ズームレンズにも広角・標準・望遠等の種類が有り、夜景撮影に最も多く使われているのは広角ズームレンズだ。一般的には単焦点レンズに比べると歪曲収差が目立つと言われているので、パノラマ撮影には向かないかもしれない。
ストロボ 強力な光を人工的に発光する照明装置。一般的にはフラッシュとも呼ばれるが、暗い場所や夜間に人を撮る時に良く使う。夜景撮影でも人物を入れる場合はストロボを使うが、バックの夜景を綺麗に撮るためにはストロボの仕組みを正しく理解していないと難しい。夜景スポットで夜景に向かってストロボを発光している人を見かけるが、フラッシュは夜景に届いていないのでまともな夜景写真にはならない。
 
←写真の右上にあるのがストロボである。コンパクトデジカメには標準装備されているが、光量は少なく、数mしか届かないのが一般的だ。夜景を撮る時は発光禁止にすることが基本中の基本。
セルフタイマー シャッターボタンを押してから、数秒後(カメラによって異なる)にシャッターを切る機能。三脚を使って記念撮影をする場合に最も良く使われるが、夜景撮影でも重要な機能だ。シャッターを押した瞬間にカメラに力が入り、手ぶれの原因にもなるので、カメラを三脚で固定していてもセルフタイマーは合わせて活用して欲しい。
総画素数と有効画素数 デジカメのカタログには「総画素数」と「有効画素数」が合わせて記載されているが、撮像素子全体の画素を「総画素数」と呼ぶ。ただ、撮像素子の全体に光が当たるわけではなく、実際に光が当たる画素を「有効画素数」と呼ぶ。デジカメを選ぶときは「総画素数÷有効画素数」が1に近い機種が好ましいとされている。
測光 被写体の明るさをカメラ側で測定して露出をきめる機能。「評価測光」「部分測光」「スポット測光」「中央部重点平均測光」等があるが、夜景撮影には「中央部重点平均測光」が向いているとされる。詳しくは上級編を参考にして欲しい。


 [ た行 ]

ダイナミックレンジ デジカメにおけるダイナミックレンジとはハイライト(白)からシャドー(黒)までの光を表現する幅を意味する。ダイナミックレンジが広い程、階調(明るさの段階)が豊かになり、実際に見たイメージと近くなります。逆にダイナミックレンジが狭いと階調が狭くなり、特に明るい部分が白とびを起こしてしまいます。夜景写真はダイナミックレンジが広い方が綺麗に撮れます。デジカメのカタログにはダイナミックレンジの表記はありませんが、一般的には撮像素子の大きさが目安になります。

左の写真が携帯電話のカメラで撮影し、右側がデジタル一眼レフで撮影。左の写真は色がつぶれて白くなっているのがわかる。これがダイナミックレンジの差だ。ただし、デジタル一眼レフでも人間の目にはかなわない。
タイムラグ シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでの時間差。タイミングが重要視されるスポーツ撮影等ではタイムラグの遅さが問題になることも。夜景撮影のように長時間露光をする場合はほとんど気にする必要は無いだろう。一般的にはデジカメよりもフィルムカメラの方がタイムラグが短い傾向がある。
単焦点レンズ 一言で言うと「ズームが出来ないレンズ」のこと。単焦点レンズは比較的明るいレンズが多く、ズームレンズよりも画質が良いとされている。単焦点レンズは焦点距離ごとに本数を揃えるとコストがかさみ、荷物も多くなってしまうので、夜景撮影には広角ズームレンズ一本で対応する人が多い。
デジタルズーム 撮像素子とレンズの間の焦点距離を変えずにズームさせる機能のこと。液晶モニター上ではズームしているように見えるが、厳密にはズームをしないで、画像の中心部分を切り抜いて拡大しただけである。そのため、画質は劣化し、作品としては使えないレベルになるだろう。わかりやすく例えればフォトショップ等のレタッチソフトで中心部を切り抜いて拡大した画像と一緒のこと。

左がデジタルズーム、右が光学ズーム。画像を縮小すると見分けがつきにくいが、通常のサイズで見ると違いは一目瞭然だ。(画像をクリックすると拡大します)
手ぶれ補正 最近、コンパクトデジカメを中心に普及が進んでいる機能で、センサーが手ぶれを感知し、レンズも手ぶれに合わせて動くため、ブレが起こりにくくなる。夜景撮影にはあると便利な機能で、三脚を持ち歩かないユーザーには必須の機能だと言える。ただし、手ぶれ補正が有効なのは近景のみでシャッター速度が10〜30秒も必要になる遠景では効果があまり期待出来ない。


 [ な行 ]

日没 太陽が地平線に沈むこと。夕景から夜景に変わる瞬間でもあり、日没から完全に暗くなるまでの間(約30分)が最も美しいとされている。このタイミングを狙うのであれば、入念な事前準備も欠かせないが、何よりも気象条件が非常に左右される。

←高知県の五台山で撮影。空に赤みが残っていて完全に暗くなってからの夜景とは一味違う雰囲気に仕上がっている。空気が澄んでいても曇り空であれば、日没後でも綺麗な写真は撮れない。
ノイズ 撮像素子が光を受け取り、電気信号に変換する過程で発生するざらつきのこと。ISO感度を上げた時にノイズが目立つ傾向があり、特にコンパクトデジカメはシャッター速度が短い分を高感度で補うためにノイズが目立ちやすい。
ノイズリダクション 高感度撮影や長時間露光時に起きやすいノイズを減らす機能。デジカメによっては採用されていないことが多いが、EOS 20Dには「ノイズ低減」の切り替えが出来る。ただ、ノイズ低減処理に時間がかかるため、一日で多くの夜景スポットを回る場合は使い勝手が悪い。じっくりと作品作りをするのであればノイズリダクションは活用した方が良いだろう。


 [ は行 ]

パララックス ファインダーから見える範囲と実際に写る範囲がズレてしまう現象。コンパクトデジカメのファインダーは撮影用レンズと被写体の見る位置が異なるために起こってしまう。コンパクトデジカメで夜景を撮る場合は液晶モニターを活用した方が無難だろう。

←撮影用のレンズの上にある小さな穴(左側)がファインダー用のレンズである。撮影用レンズとファインダー用のレンズの位置が異なるため、実際に写る範囲がズレてしまう。
パンフォーカス カメラレンズの焦点位置を一定の距離に固定しており、ピントを合わせる必要の無い仕組み。近距離から遠距離までピントが合っているため、ピント合わせの作業が必要なく、簡単に撮影できる。携帯電話のカメラにパンフォーカス方式が数多く採用されている。
被写界深度 被写体にピントを合わせたときに、被写体の前後の画像として鮮明に撮影できる範囲。絞り値を上げた方がピントの合う範囲が広がり、全体をシャープに写すことが出来る。遠景撮影の場合は絞り値を大きめ(8以上)にすることが多い。
標準レンズ 一般的に焦点距離が50mmのレンズのことを指す。この数値よりも小さいものが広角レンズ、大きいものが望遠レンズと呼ばれる。APSサイズのデジタル一眼レフに50mmのレンズを装着すると80mm相当になるので注意が必要。そのため、レンズメーカー大手のシグマからはデジタル専用に30mmのレンズが発売されている。
ファインダー視野率 実際に記録される画像が100%とすると、ファインダーをのぞいた時に何%の視野で確認できるかを表す指標。一般的には90%程度が多く、100%のものは一部の高価なデジタル一眼レフに限られるようだ。
望遠レンズ 厳密に言えば焦点距離が50mm以上は望遠レンズとされるが、一般的には200mmや300mmのレンズのことを指す。夜景撮影では望遠レンズの使用頻度は低く、滅多に使うことは無いが、お台場からレインボーブリッジだけを撮る場合には活用した。夜景は広角レンズで撮るのが一般的だが、景色の一部だけを撮りたい場合には活用する価値がある。

左が45mm相当、右が130mm相当で撮影。レインボーブリッジまでの距離が離れているため、このような場合は望遠レンズが欠かせない。
ホワイトバランス 光には色々と種類があり、太陽光・蛍光灯・白熱灯など、それぞれの色合いは微妙に異なる。フィルムカメラの場合は太陽光で撮影した場合にきれいに撮れるようになっているが、デジカメの場合は光源に応じてきれいな色が出るように補正する機能が搭載されている。それがホワイトバランスである。遠景を撮影する場合は様々な光源が被写体になるため、どの設定が一番良いとは判断出来ないが、一般的には太陽光の設定が用いられる。どの設定が最適かわからない場合はオートにすると良いだろう。


 [ ま行 ]

マクロレンズ 接写に強いレンズのことで、一般的なレンズよりも被写体に近づいて写真を撮ることが出来る。イルミネーションを間近で撮る時などには活用できるが、夜景撮影だけに限定すれば使用頻度はそれほど高くないだろう。
マニュアル撮影 シャッター速度・絞り値をユーザー側が設定する撮影方法。デジカメの扱いになれてくるとマニュアル撮影が面白くなる。ただし、コンパクトデジカメの大半にはマニュアル撮影が対応していないので、物足りなくなればデジタル一眼レフへの移行も検討したい。ちなみにパノラマ写真を撮る時はマニュアル撮影をマスターしておく必要がある。
マニュアルフォーカス シャッターを半押しにするとピントが合うオートフォーカスと異なり、手作業でピントを合わせる方法をマニュアルフォーカスと呼ぶ。オートフォーカスの場合、撮影するまでに被写体にピントを合わせる作業が発生するため、花火等のスピードを要する撮影には向かない。

花火撮影の場合、花火が打ちあがる度にAFでピントを合わせているとタイミングが遅れてしまう。MFで事前にピントを合わせておけばスムーズな撮影が可能だ。
無限遠 遠景全体にピントを合わせる場合に活用。遠景全体にピントが合うため、夜景撮影では利用機会が多くなるだろう。花火撮影のように事前にピントを合わせておく場合にも活用できる。マニュアルフォーカス機能を持たないコンパクトデジカメの場合はあまり意識する必要が無い。


 [ や行 ]

夜景ポートレートモード 夜景(主に遠景)と人物を一緒に撮る場合に使う機能。人物に対してストロボを発光し、発光直後から夜景を撮り込むため、被写体となる人物は夜景を撮り終えるまで止まっておく必要がある。携帯カメラ等はストロボを発光してもシャッター速度が短いため、夜景はほとんど写らない。夜景だけを撮る場合は、夜景モードにするかストロボ発光禁止設定にする必要がある。

夜景ポートレートモードを使った例。夜景に向かってストロボを発光してしまい、カメラ側がシャッター速度を短くしてしまった。
夜景モード 最近のデジカメに搭載されている機能で、夜景ポートレートモードと異なり、夜景だけを撮る機能となっている。そのためストロボは発光禁止となっており、初心者でも簡単に夜景が撮れるが、シャッター速度が遅くなるために三脚が必要となる。(近景の場合は手ぶれ補正だけでも大丈夫な場合も)

夜景モードに設定し、ストロボが発光禁止になっていることを確認したが、シャッター速度が長くなりすぎて、手ぶれがおきてしまった。このような遠景の場合は手ぶれ補正でも対応出来ない。


 [ ら行 ]

リモコンレリーズ 夜景を撮る時に三脚を使うと、シャッターを押した瞬間の手ぶれが写真に反映されてしまう。セルフタイマー機能を使えば手ぶれをカバーできるが、無駄な待ち時間が発生してしまう。そこでリモコンレリーズを用いればシャッターボタンを直接押さずにシャッターを切ることが可能になる。デジタル一眼レフユーザーには必須のアイテムだ。シャッター速度を自由に調整できるバルブ撮影でもレリーズは大活躍する。

←CANONから発売されているリモコンレリーズ。値段は5,000円近くするが、数多くの夜景スポットを移動する場合は時間短縮に大きく貢献する。
露出 撮像素子に当たる光の強弱をあらわす。露出を測る方法が測光と呼ばれており、露出を好みの設定することを露出補正と言う。適正露出は被写体によって異なるが、±0EVが一番無難だと言える。


 [ わ行 ]

歪曲収差 ほとんどのレンズで起こる現象で、被写体が樽型や糸巻き型に変形する収差のことだ。特にズームレンズの方が収差が目立つ傾向にあり、単焦点の方が目立たない傾向がある。収差が全く無い写真を撮ることは極めて困難で、多少の収差は気にしない方が良い。ただ、パノラマ撮影をする場合はこの収差のおかげで写真の結合が困難になることも。

ワイドコンバージョンレンズ コンパクトデジカメ向けに発売されているレンズの一つで、レンズ交換が出来ないかわりに、このワイドコンバージョンレンズを追加すると広角側がさらに広くなる。ただし、歪曲収差が目立つようになり、魚眼レンズのような歪んだ写りになってしまう。演出として歪ませる場合を除いては活用しない方が良いだろう。



 [ A-E ]

APS フィルムカメラで使われている35mmフィルムより一回り小さいサイズ。コストの関係で普及型のデジタル一眼レフに採用されている。APSにも二種類あり、APS-C・APS-Hに分類され、APS-Cの方が一般的だ。

CCD 「Charge Coupled Devices」の略語で撮像素子の種類の一つ。コンパクトデジカメで数多く採用されており、一般的にはCMOSよりも画質が良いとされているが、最近はほとんど差が無いようだ。
CMOS 「Complementary Metal Oxide Semiconductor」の略語で撮像素子の種類の一つ。CCDと比べて低コストな傾向があり、携帯電話内臓カメラで採用されている。最近はCANONのデジタル一眼レフでも採用されており、CCDとCMOSの違いは無くなって来ているようだ。CCDかCMOSかよりも、撮像素子の大きさを重視した方が良いだろう。
CMYK カラー印刷で用いられる4色のこと。Cがシアン(青系)・Mがマゼンタ(赤系)・Yがイエロー(黄系)で・Kがブラックを意味する。コンピューターの世界ではRGBが用いられるのが一般的だ。
Exif デジカメが記録する画像の規格でJPEGの拡張フォーマットとして用いられる。1つは撮影に関連した情報(シャッター速度・絞り値・撮影日時・ISO感度)等を記録し、もう一つはサムネイル画像を付加する。


 [ F-K ]

F値 「絞り」を参照
JPEG 「Joint Photographic Experts Group」の略で静止画像を圧縮保存する形式の一つ。BMP(ビットマップ)に比べるとファイル容量を抑えることができ、デジカメのほとんどはJPEG形式を採用している。

ISO感度 撮像素子に当たる光の感度を調整するにはこのISO感度で行う。ISO感度を上げれば短いシャッター速度で写真を撮ることが出来るが、同時にノイズが多くなってしまう。夜景撮影は出来るだけ低感度の方が良いだろう。


 [ L-Q ]

NDフィルター 光量を減少させるフィルター。例えば車の光線を撮りたいが、長時間露光すると露出オーバーになる場合、このフィルターを使えば光量を減少出来るため、露出オーバーを防ぐことが出来る。花火のような明るい被写体にもこのフィルターは活用でき、花火の動きをゆっくりと撮ることが出来る。



 [ R-W ]

RAW JPEGと異なり、非圧縮のデータで劣化が無いのが特徴。デジタル一眼レフでは採用されているのが当たり前でパソコンでホワイトバランスやコントラストを自由に調整できる。画質もJPEGより優れているがファイル容量が大きく、JPEG撮影に比べると撮影枚数が大幅に減ってしまう欠点がある。

RGB コンピュータのディスプレイ上で色を表現する際に使われる方式。赤(R)・緑(G)・青(B)の三色で表現され、6桁の16進数で表記する。(白:FFFFFF 黒:000000等)
sRGB 色空間の国際標準規格でsRGBに対応している機器同士(デジカメ・プリンタ・スキャナ等)であれば、機器による画像の差異を少なくすることが出来る。
WB 「ホワイトバランス」を参照


 [ X-Z ]

   


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