| ・ガイドナンバー |
ストロボの光量を表す単位。この数値が大きいほど光量が多くなるが、数値の大きさと明るさが完全にイコールするわけではない。
例えばガイドナンバーが13の場合、ISO感度が100で絞り値を13に設定すると、1m先まで光が届くことになる。絞り値を小さくすれば光の届く距離は伸び、ISO感度を上げればさらに届く距離が伸びる。(参考ページ)
夜景撮影では滅多にストロボを使うことは無いが、遠景と近景(展望台の案内板等)を同時に写す場合は利用する機会が多い。
コンパクトデジカメの場合は用語説明を簡単にするために、ガイドナンバー表記を用いず、「フラッシュ撮影範囲(m)」と表記することが多い。 |
| ・外部ストロボ |
カメラには基本的にストロボが内臓されているが、ガイドナンバーが低く、バウンス撮影(天井等に光を反射させる撮影方法)が出来ない。又、内臓ストロボの位置が低い関係で、広角レンズを使った時にケラレが起こることがある。そのために外部ストロボを使う場合があるが、通常の夜景撮影ではほとんど活用する機会が無いだろう。
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←CANONから発売されている外部ストロボ「580EX」。ガイドナンバーは58と大きく、ポートレートやプライダル撮影で実力を発揮する。夜景撮影の時にも持ち歩くことはあるが、使用頻度はかなり少ない。夜景を専門に撮るのであれば急いで揃える必要は無いだろう。 |
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| ・画角 |
写真に実際に写る範囲を角度で示したもの。数値が大きいほど、写真に写る範囲が広くなる。 |
| ・偽色 |
パープルフリンジとも呼ぶが、写真を撮ったときに出る実際にはない色のこと。夜景撮影においては光源の周りに青紫色のわっかが表示され、違和感を感じてしまう。PowerShot
G5等のハイエンドデジカメで特にその傾向が見られた。デジタル一眼レフの場合はレンズによって差が出てくる。
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| 全体的に青い斑点のようなものが見られるが、これが偽色(パープルフリンジ)だ。偽色を減らすにはF値を上げるしか方法は無いが、機種によっては光芒が目立ちすぎて写真がうるさくなる。 |
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| ・近景 |
近くに見える景色。夜景においてはクリスマスイルミネーション・モニュメント等のライトアップを意味する。光との距離が近いこともあり、条件によっては三脚を使わない手持ち撮影でも綺麗に撮れる場合もある。近景では手ぶれ補正が大活躍ので、コンパクトデジカメでイルミネーション等を撮りたい場合は手ぶれ補正機能の装備された機種を選ぶと良い。 |
| ・クロスフィルター |
レンズの前に装着するフィルターは様々な種類が発売されているが、夜景撮影で比較的使用頻度が高いのがこの「クロスフィルター」である。フィルターに十字の溝が刻まれており、放射状の光条を発生させる。特にイルミネーション撮影にこのフィルターを使うとより華やかに写る。
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| 下の写真がクロスフィルターを利用した例。光源がクロス状になっていることがわかる。 |
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| ・ケラレ |
ケラレの意味は何通りかあるが、ここでは内臓ストロボに関連したケラレを説明する。コンパクトデジカメの場合は気にする必要が無いが、デジタル一眼レフの場合、交換レンズによって大きさが異なる。そのため大きなレンズを装備した場合に、ストロボから発行する光がレンズに当たり、その部分だけが暗くなる現象が起こる。改善方法としてはレンズフードを外す、小さなレンズを使う、外部ストロボを使う等が挙げられる。最近のデジタル一眼レフは内臓ストロボの位置が高くなっており、ケラレが発生しにくいように工夫されている。
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| 写真の真ん中の下部分が黒くなっているのがわかる。ストロボの光がレンズに当たってしまい、被写体に光が当たらなくなってしまった。 |
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| ・ケルビン |
色温度の単位を意味する。EOS 20Dの場合、色温度を2800〜10000Kの間で調整することができる。色温度の数値が高い程、光源の青の要素が強くなり、数値が低い場合は光源の赤の要素が強くなる。遠景の場合は様々な色の光源が被写体に入る為、どの数値が一番良いとは言えないが、見た目に最も近いのが4000K程度だと思われる。 |
| ・広角レンズ |
広い範囲(角度)を撮影することが出来るレンズ。夜景撮影においては広角レンズの使用頻度が極めて高く、焦点距離(倍率)を一定の範囲内で変えられる広角ズームレンズ1本があれば、ほとんどの撮影に対応できる。デジタル一眼レフには様々な広角レンズが発売されているが、コンパクトデジカメは一番広い範囲は35mm程度が主流で、やや物足りない感じがある。これからコンパクトデジカメを買うのであれば出来れば28mm対応が欲しいところだ。
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←レンズメーカーSIGMAから発売されているレンズ「18-50mm
F3.5-5.6 DC」。APS-C相当のデジカメに装着すると焦点距離がおよそ「29.2-80mm」となり、一般的なカメラ(35mm)よりも広い範囲を写すことが出来る。 |
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| ・光学ズーム |
コンパクトデジカメのズーム機能のひとつで、一眼レフカメラのズームリングを回すように焦点距離を変化させ、広角・望遠を切り替える仕組みのこと。デジタルズームと異なり、画像の劣化は発生しない。安いコンパクトデジカメには装備されていない場合も有り、携帯電話のカメラには一部しか装備されていないようだ。 |
| ・光芒 |
カメラ側の絞り値によって光源の形が変化した状態。レンズによって光芒の形は異なるが、レンズを交換できないコンパクトデジカメの場合は光芒がうるさすぎて気になることも。
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| 光源の形がクロス状に変化している様子。実際に見ると小さな光源だが、写真では目立ち過ぎているのがわかる。 |
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| ・ゴースト |
太陽や街灯等の強い光源を撮った時に、本来の光源とは違う位置に出来る光。ゴーストはレンズの性能によって大きく左右され、CANONのEF17-40mm等の高価なレンズは目立ちにくい。夜景を撮る時は特に街灯を被写体の近くに入れないように気をつけたい。ちなみにフレアもゴーストと似たような意味合いだ。
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| 写真の中心部下にある光源が強すぎて、上部に青緑色のゴーストが出ている。ゴースト・フレアの目立ちにくいレンズでもこれだけ出てしまうので、完全に防ぐのは難しい。 |
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| ・撮像素子 |
レンズから入ってきた光を電気信号に変換するセンサーのこと。一般的にはCCD・CMOSと呼ばれており、携帯電話のカメラにはCMOSが多く採用されている。コンパクトデジカメにはCCDが採用されており、デジカメの画質を決める上で重要な役割を持っている。 |
| ・絞り |
レンズに入ってくる光の量を調整する機構のことで、別名「F値」とも言う。この値が小さいレンズほど明るくなる。デジタル一眼レフ用のレンズはこのF値が重要視されるが、「夜景撮影=明るいレンズが良い」という図式は必ずしも成り立たない。 |
| ・絞り優先AE |
ハイエンドデジカメ・デジタル一眼レフに装備されている撮影モードの一つで、絞り値を自分の好みに設定し、後は被写体の明るさに応じてカメラ側が自動でシャッター速度を調節してくれる。露出を固定出来るので、マニュアル撮影のように絞り値・シャッター速度を被写体ごとに調整する手間を省ける。
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←写真の右側のダイヤルの「Av」が絞り優先AE、「Tv」がシャッター優先AEである。「M」はマニュアル撮影だが、夜景撮影に慣れない初心者は「Av」に設定すれば安心だ。(例:PowerShot
G5) |
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| ・シャッター優先AE |
絞り優先AEとは正反対で、シャッター速度を好みの数値に設定し、カメラ側が絞り値を被写体の明るさに応じて変更する機能。どちらかといえばスポーツ撮影向けの機能で、夜景撮影では使う機会が少ないが、車の光線を綺麗に撮る時は活用出来るだろう。 |
・焦点距離
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レンズを通った光が一点に集中する点(焦点)までの距離のこと。交換レンズに(18-50mm)等と書かれているが、これが焦点距離であり、数値が小さいレンズ程、広い範囲を写すことが出来る。夜景撮影には広角レンズの使用頻度が圧倒的に高く、28mm前後の焦点距離は最も良く使う。展望室からの夜景は上下の視界が広いため、20mm前後の焦点距離が最も好ましいと言えるだろう。 |
| ・白とび |
露出オーバーになったために、本来の色が飛んでしまった状態。夜景撮影ではよくあるミスで、シャッター速度を長くしすぎたり、測光ミスの時に起こりやすい。カメラの性能によっても差は異なり、特に携帯カメラ・コンパクトデジカメで露出オーバー気味に撮るとはっきりと現れる。
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| 露出を高く設定しすぎたことにより、写真全体が明るすぎる。そのために光の一部分が白く塗りつぶされているような現象が起きている。これが白とびである。 |
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・ズームレンズ
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単焦点レンズと対照的で焦点距離を変える(ズームできる)ことが出来るレンズのこと。コンパクトデジカメはほとんどがズームレンズとなっているが、デジタル一眼レフ用にはズームレンズと単焦点レンズの両方が発売されている。ズームレンズにも広角・標準・望遠等の種類が有り、夜景撮影に最も多く使われているのは広角ズームレンズだ。一般的には単焦点レンズに比べると歪曲収差が目立つと言われているので、パノラマ撮影には向かないかもしれない。 |
| ・ストロボ |
強力な光を人工的に発光する照明装置。一般的にはフラッシュとも呼ばれるが、暗い場所や夜間に人を撮る時に良く使う。夜景撮影でも人物を入れる場合はストロボを使うが、バックの夜景を綺麗に撮るためにはストロボの仕組みを正しく理解していないと難しい。夜景スポットで夜景に向かってストロボを発光している人を見かけるが、フラッシュは夜景に届いていないのでまともな夜景写真にはならない。
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←写真の右上にあるのがストロボである。コンパクトデジカメには標準装備されているが、光量は少なく、数mしか届かないのが一般的だ。夜景を撮る時は発光禁止にすることが基本中の基本。 |
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| ・セルフタイマー |
シャッターボタンを押してから、数秒後(カメラによって異なる)にシャッターを切る機能。三脚を使って記念撮影をする場合に最も良く使われるが、夜景撮影でも重要な機能だ。シャッターを押した瞬間にカメラに力が入り、手ぶれの原因にもなるので、カメラを三脚で固定していてもセルフタイマーは合わせて活用して欲しい。 |
| ・総画素数と有効画素数 |
デジカメのカタログには「総画素数」と「有効画素数」が合わせて記載されているが、撮像素子全体の画素を「総画素数」と呼ぶ。ただ、撮像素子の全体に光が当たるわけではなく、実際に光が当たる画素を「有効画素数」と呼ぶ。デジカメを選ぶときは「総画素数÷有効画素数」が1に近い機種が好ましいとされている。 |
| ・測光 |
被写体の明るさをカメラ側で測定して露出をきめる機能。「評価測光」「部分測光」「スポット測光」「中央部重点平均測光」等があるが、夜景撮影には「中央部重点平均測光」が向いているとされる。詳しくは上級編を参考にして欲しい。 |
| ・パララックス |
ファインダーから見える範囲と実際に写る範囲がズレてしまう現象。コンパクトデジカメのファインダーは撮影用レンズと被写体の見る位置が異なるために起こってしまう。コンパクトデジカメで夜景を撮る場合は液晶モニターを活用した方が無難だろう。
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←撮影用のレンズの上にある小さな穴(左側)がファインダー用のレンズである。撮影用レンズとファインダー用のレンズの位置が異なるため、実際に写る範囲がズレてしまう。 |
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| ・パンフォーカス |
カメラレンズの焦点位置を一定の距離に固定しており、ピントを合わせる必要の無い仕組み。近距離から遠距離までピントが合っているため、ピント合わせの作業が必要なく、簡単に撮影できる。携帯電話のカメラにパンフォーカス方式が数多く採用されている。 |
| ・被写界深度 |
被写体にピントを合わせたときに、被写体の前後の画像として鮮明に撮影できる範囲。絞り値を上げた方がピントの合う範囲が広がり、全体をシャープに写すことが出来る。遠景撮影の場合は絞り値を大きめ(8以上)にすることが多い。 |
| ・標準レンズ |
一般的に焦点距離が50mmのレンズのことを指す。この数値よりも小さいものが広角レンズ、大きいものが望遠レンズと呼ばれる。APSサイズのデジタル一眼レフに50mmのレンズを装着すると80mm相当になるので注意が必要。そのため、レンズメーカー大手のシグマからはデジタル専用に30mmのレンズが発売されている。 |
| ・ファインダー視野率 |
実際に記録される画像が100%とすると、ファインダーをのぞいた時に何%の視野で確認できるかを表す指標。一般的には90%程度が多く、100%のものは一部の高価なデジタル一眼レフに限られるようだ。 |
| ・望遠レンズ |
厳密に言えば焦点距離が50mm以上は望遠レンズとされるが、一般的には200mmや300mmのレンズのことを指す。夜景撮影では望遠レンズの使用頻度は低く、滅多に使うことは無いが、お台場からレインボーブリッジだけを撮る場合には活用した。夜景は広角レンズで撮るのが一般的だが、景色の一部だけを撮りたい場合には活用する価値がある。
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| 左が45mm相当、右が130mm相当で撮影。レインボーブリッジまでの距離が離れているため、このような場合は望遠レンズが欠かせない。 |
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| ・ホワイトバランス |
光には色々と種類があり、太陽光・蛍光灯・白熱灯など、それぞれの色合いは微妙に異なる。フィルムカメラの場合は太陽光で撮影した場合にきれいに撮れるようになっているが、デジカメの場合は光源に応じてきれいな色が出るように補正する機能が搭載されている。それがホワイトバランスである。遠景を撮影する場合は様々な光源が被写体になるため、どの設定が一番良いとは判断出来ないが、一般的には太陽光の設定が用いられる。どの設定が最適かわからない場合はオートにすると良いだろう。 |