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夜景撮影.com トップ > 第四章 上級編 > 大切な季節と天候の関係



大切な季節と天候と時間帯の関係

 初級編では「コンパクトデジカメで夜景を撮る時の基本」についてだけお話してきました。上級編ではデジタル一眼レフユーザーを中心に、夜景撮影の専門知識を身に付けて頂きたいと思います。デジタル一眼レフを持っていても夜景を撮った経験が無い方は、初級編の方も参考にしておいて下さい。上級編はあくまでも応用知識となります。

  夜景を綺麗に撮るには良い機材と撮影技術が必要になりますが、天候や季節を見極めることも重要です。どんなに腕の優れたプロであっても天候が悪ければ綺麗な夜景を撮ることは出来ません。


 [ 1.夜景撮影に一番最適な季節は ]


 気温が低く、空気の澄んだ秋から春にかけてが一番お勧めです


 夜景が最も綺麗な季節は冬ですが、雑誌等では春から夏にかけて夜景特集を組まれることが多いです。夜景を見る環境としては暖かい季節の方が快適だからでしょう。そのためか春から夏にかけては夜景を見に行く人が多く、週末になると穴場スポットを除き、どこの展望台も多くの人で賑わっています。

 反対に冬になると、夜景スポットを訪れる人が大幅に減ります。特に山にある展望台は気温が極端に低くなり、マイナスになることも良くあることです。一般的には気温が低ければ低い程、空気が澄んで夜景が綺麗に見える傾向があります。

 そのため、ほとんどの夜景写真家は秋から春にかけて撮影に出掛け、夏は気温の影響が少ないライトアップや夕景、花火の撮影に専念する傾向があります。

 夜景撮影は寒くて人がすぐに帰ってしまう冬が一番のチャンスです。良い場所を他の人に取られる心配も少なく、 周囲の人が少ないので撮影にも専念出来ます。ただし、冬季は路面に雪が積もったり凍結する恐れがあるので、十分に気をつけて下さい。

 12月4日、神戸のビーナスブリッジから撮影しました。天候は非常に良く、大阪方面の明かりがはっきりと見えていました。有名な夜景スポットは人も多くなりますが、寒かったこともあり、長居する人はほとんどいませんでした。




 [ 2.夜景撮影に一番最適な天候は ]


 夏でも台風一過や雨上がり後は夜景が綺麗に見えることがあります


 夜景撮影に適した天気は晴れている時ですが、晴れていても今度はモヤが問題になることがあります。夏は快晴になることが多く、空はとても綺麗ですが、夜景撮影に適しているかと言えばまた別の話です。

 同じ晴れでも雨が降った後、台風が通り過ぎた後であれば綺麗な夜景を期待出来ます。同じ晴れの日でも前日が雨だった場合は狙い目です。雨によって空気中のゴミが清浄され、たいていの場合は視界がクリアになります。夜景を見に行く時でもそのことを頭に入れておきましょう。


2005年7月25日撮影
台風が来る直前日だったことも有り、全体的にモヤがかかっています。夏の夜景としては珍しくない条件です。

2005年7月27日撮影
台風が通り過ぎた後、改めて撮影しました。
夏にもかかわらず大阪方面が綺麗に見えていて驚きました。



 [ 3.夜景写真を最もキレイに撮影できる時間帯は ]


 日没後が最も光量が多いので、早い時間帯程、綺麗な写真が撮影出来ます


 夜景写真家の多くは綺麗な夜景写真を撮るために、明るい時間帯から準備を始め現地へ向かいます。時間に余裕のある場合はロケハンをする写真家も多いです。私の場合でも夜になってから夜景スポットへ行くことは滅多にありません。遅くても日没前には到着することが多いです。

 夜景は日没後の30分以内が最も美しい時間帯と言われており、空全体に青みがかかります。週末の展望台は遅い時間になっても多くの人で賑わいますが、夜景写真家は早い時間帯から訪れ、光量が少なくなる頃には撮影を終えています。 一日に何箇所も回るのであれば、最も作品に力を入れたい場所を最初に訪れることがポイントです。



2006年3月4日18時40分撮影
日没前から機材のセッティングを始め、ベストタイミングで撮影しました。空に赤みが残り最も夜景が綺麗な瞬間です。

2006年3月4日19時8分撮影
左の写真の約30分後に撮影しました。ちょっとの時間差で完全に空が暗くなっています。



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