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新機種サイクルよりも夜景を追いかけよう

 フィルムカメラ時代は新機種サイクルも非常に長く、1台のカメラを末永く使うことができます。今でも10〜30年前のフィルムカメラを愛用されている写真家も大勢いると思います。

 デジタルカメラが7年程前から大ブームとなり、発売当初は100〜200万画素が主流でした。画素数はラインナップが新しくなる度に100〜200万画素ずつアップし、合わせて液晶ディスプレイの大型化も図られるようになってきました。数多くのメーカーがデジカメ市場に参入し、特にコンパクトデジカメは発売しているメーカーが多いこともあり、競争は激化しています。デジタル一眼レフよりもコンパクトデジカメはさらにサイクルが早く、購入して半年も経てば旧機種となることも当たり前です。

 デジタル一眼レフはコンパクトデジカメに比べるとサイクルは長くなっていますが、販売価格は大幅に下がり、ここ最近は8万円あれば本体とレンズが揃うようになりました。私が初めてデジタル一眼レフを買った時は本体価格だけで20万円しました。購入してから3年半以上が経ちますが、3世代前の機種となり市場価値は大幅に下がっています。フィルムカメラではこのような現象は考えられません。

 デジカメに限らずデジタル機器の進化は早く、アナログ機器に比べると使用サイクルは必然的に短くなってしまいます。新しいデジタル機器に買い換えれば快適な環境が生まれることも事実です。ただ、デジタル一眼レフクラスの機種に関しては、必要以上に新機種サイクルに乗る必要は無いと思っています。

 私が2004年2月に購入したCANONのEOS 10Dは今となっては旧機種です。当時は600万画素といえば高級機的な位置づけでしたが、今となっては最近主流のコンパクトデジカメ以下の画素数です。しかし、最新の600万画素のコンパクトデジカメと画質を比べた場合、画質面ではEOS 10Dに大きく軍配が上がります。コンパクトデジカメの撮像素子(CCD等)サイズはコストの関係上、数年前とほとんど変化が無く、画素数だけが増えているだけです。インターネットで写真を公開するのであれば200万画素でも十分ですし、300万画素もあればL版プリントも全く問題ありません。

 今でもEOS 10D・20D等の旧機種を使っている人は大勢いますし、古い機種だからと言ってコンプレックスを感じる必要も無いと思います。さすがに5年も6年も前の機種ではノイズが目立ちすぎ、夜景を綺麗に撮ることはできませんが、最近のデジタル一眼レフを選んでおけば、新機種が出てもすぐに買い換える必要は無いと思われます。いずれは新機種も旧機種になってしまうわけですから。

 カメラを揃えることが本人にとって一番価値が感じられるのであれば、新機種を次々に揃えていけば良いと思います。交換レンズも数多くラインナップされていますが、夜景を撮ることだけを考えるのであれば広角ズームレンズ1本でもまずは大丈夫です。予算に余裕があれば望遠ズームレンズを足せば良いですし、シグマからは「55-200mm F4-5.6 DC」という2万円前後のお手頃望遠ズームも発売されています。夜景撮影との相性も良く、最低現2本のレンズがあれば必要以上に買い足す必要も無いでしょう。

 「写真を多くの人に見てもらいたい」「綺麗な夜景スポットを紹介したい」という気持ちが強いのであれば、とにかく数多くの撮影を経験しましょう。デジタル時代だからこそ、機材を大事に長く使うことが大事だと思います。

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